#第五章





3年ぶり彼女に会った時私は最初別人かと思った。


前みたいに笑ってくれないし、髪は捨てられた人形みたいにボサボサ。


目は真赤で腫れていて肌は何週間も陽にあたってないみたいに青白かった。


変わらないのは南国の海みたいに澄んだ青い瞳と、すらりと長い手足だけ。


こんな姿になっても彼女はまだ人目を引く。